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6月, 2021の投稿を表示しています

おこりっぽいひと

 わたしはたいへんおこりっぽくなっているので ひとにはあわぬがいいとおもいます りゆうのひとつはたばこをすってないことでしょうが そこによういんをもとめるべきではありません じぶんのふまんはじぶんだけのものではない なぜかそんなきがしてならず おかしなじけんがおこるとそこによういんをみとめたくなるのです おかしなじけんなんてずっとまえからあったのに

元にもどるか

 コロナが収束にむかい、元にもどりはじめている――という意見が広がりつつある。ワクチン接種がはじまったことが大きいようだ。 渋谷の先週末の人出はコロナ前と変わらず、オリンピックが何の問題もなく済めば、コロナなんかインフルエンザみたいなものになってしまうかもしれない。 俺だけ特殊になるってわけさ。

天皇の発言

 天皇の懸念ずいぶん物議をかもしてるようだ。管総理は「宮内庁長官の意見」と認識してるみたいだが、宮内庁長官は内閣の一員なので、「内閣は一枚岩じゃありません」と認めてるってことで、苦しいコメントだなあと思った。 天皇の発言(正確には宮内庁長官の「拝察」)は今でもずいぶん威力があると知った。 (6/26)

音質

 高音質を求める人はアナログレコードを買っている。いいプレーヤーで聞けばCDよりずっと音がいいらしい。 デジタルでもCD以上の規格はあって、ハイレゾというのがそれである。CDは焼き付けなければならない関係上、音質に限界があるが、データそのものであるハイレゾにはそれがない。これまた高価なプレーヤーがある。 私はハイレゾは再生できるよ。買ったことないが。 いまの若者はspotifyとかApple musicとかの聞き放題サービスに入って、月額いくらで随時聞くという形式が主流であろう。クソ音質であるが、われわれの世代でもラジカセしか持ってない人はたくさんいたわけで、高音質求める人は少数派だったのではないかと思う。 お父さんがコンボを娘にあげるというのは心あたたまるエピソードであるな。

クロスビー2

 バラカンさんもクロスビーは言わなくていいことを言っちゃう人みたいだと言ってたな。この記事を見るとけっこうひどいこと言ったみたいだ。 組んでやった方が儲かるはずなのに袂を分かっているのは、よほどひどいこと言ったんだろう。先が短いのはみんなわかってるはずだから、できるうちに4人でやればいいのになあ。 人間関係は老人になってもつきまとうんだなあと思ったよ。

クロスビー

 クロスビーとっつぁんがなんか言ってる。 クスリから足を洗ったのはoh yes I canのころで、あれはコーラス担当がすばらしい歌をきかせていたから関係が悪化したのはクスリのせいじゃないと思っていたがその後もはまっていたのかな。志村もはじめは田代に手を差し伸べていたが何度めかで関係を断ち切っている。同じことがあったのかな。 新曲はけっこういい。 https://www.barks.jp/news/?id=1000203780#utm_source=google_newsstand&utm_medium=website&utm_campaign=google_newsstand

バトルオブブリテン

 バトルオブブリテンで英国がすくない兵力でナチスドイツに圧勝できたのは戦場がイギリス上空だったからで、戦場が自国の空ならば一度燃料のなくなった飛行機が満載にして燃料はむろんのこと武器も満載して飛ぶことができるのである。半分の兵力で互角以上なのだ。たぶんドイツはそれを見落としていたか、気づいても取るに足らないと考えたのだろう。

締め切り

 締め切りをつくらずいつでもいいよということが親切なのだと思っていた。自分は期日に追いかけられた経験があるし、期日がない仕事などこの世にないことを知っていたからだ。期日と給金は同時に決まる。 だからそれとのちがいを明確にするためにも、期日がないことが望ましいと思っていたのだが、どうもそういうことでもないらしい……とようやく気づいた。人は期日がなければしないのだ。

おかしな世界(TOKYO2020)

 町のあちこちにTOKYO2020と書かれた旗や垂れ幕がかかげられています。当たり前すぎてなにも感じなくなっていますが、これはとても異常なことです。2020年が終わってもう半年以上たつというのに、まだ去年の年号が書かれたイルミネーションがあちこちに飾られている。まるで時間が止まったみたいに! 日本が西暦をつかいはじめたのは戦後のことですが、こんなことは戦後はじまって以来でしょう。わたしたちはいつしか、ここが異常な場所であることに無感覚になっています。

ひきこもり

  ひきこもりって正しい姿かもなと思ったのです。 すくなくとも、コロナ禍で推奨されるライフスタイルは「人と会わない」ですよね。 ……というようなことは語ってる連中がきっといるだろう。そいつらが言ってることより、自分はひきこもりについて基礎的なことまるで知らないなと思ったのです。

小学生の五輪観覧に反対します

 東京五輪を開催すべきかという議論には手放しで否定する気にはならず。有観客かム観客かといえば感染対策をきちんとやるなら客入れていいと思う。コンサートがよくて五輪がダメというのはリクツ通らず。 しかし子供を強制的に徴用するのは断固として反対だ。 子供を可能なかぎりリスクにさらさないのが大人の役割だ。むろん子供は回復するだろう。しかし家族のない子供はいない。感染した子供はそれこそウィルスのように家庭にk入り込む。 https://mainichi.jp/articles/20210617/k00/00m/040/178000c?cx_fm=mailhiru&cx_ml=article&cx_mdate=20210618 観客やその家族が感染するのはいい。その覚悟あって行ってるんだから。自分の意思だ。しかし、子供は選んでない。強制的に「徴用」されるのだ。断固として反対だ。 もしどうしても子供が欲しいなら、選択制導入が絶対に必要だ。

たてこもり事件

 大宮駅前ネットカフェによりたてこもり事件発生。なかなかないから見に行こうと思うが消防車とパトカーがあるのみ。広い道路の一般車は通行止めになりバスのみ運行したるはあらかじめ知りたることなり。マスコミと野次馬が集まっているが中見えないから事件の経過まるでわからず見世物としての興味が持続できるものではなし。 ふと時計みればたてこもりはすでに24時間が経過している。眠らずに食べずにいられるはずはなくいつか音を上げるのだなと思う。ひょっとするとそれは野次馬やらないと見えてこないかもしれない。

五輪開催、塗る薬なし

 17日東京五輪開催が決定、とくに事故なければ1万人の有観客開催になるだろう。 オリンピックのはなばなしいニュースによってこれに反対する声があったことも消えてしまうのだろう。 無事に開催されれば日本国内に楽観論がはびこる。すこしぐらい危険があっても大丈夫だよ、取り越し苦労はよくないよ。 不幸な事故が起きたときには責任論が紛糾する。逆にいうとそういうことがなければ反省はないのだ。 どちらの場合も、塗る薬はないという形になるのか。

永野修身は暗殺された?

 YouTubeやAdsenseで大々的に広告を打っているのが、太平洋戦争で常識とされた史観に疑問を呈するものだ。 彼は言う。真珠湾攻撃なんて理にかなってないことをなぜやったのか。戦争は待っててやるほうが有利なんて常識じゃないか。 さらに、真珠湾攻撃に裁可をくだした永野修身は戦後の巣鴨プリズンで肺病にもかかわらず冬期に窓のない部屋に幽閉されて獄中死していること。これは暗殺に近い。秘密を守ろうとする者があったのではないか。 たしかにミョーだなとは思う。もっとも、アメリカから石油が入ってこない状態で考え出された作戦、国力に圧倒的差がある相手と戦う作戦におかしなところがあるのは当然だとも言える。 なにより信じられないのは、その広告費はどこから出てるんだということだ。売り物である本からではないことは、本が送料のみの実質無料で提供されていることでもわかる。あきらかにこの論を広めたいから広告してるのだし、背後にパトロンがいることは間違いない。それが誰かはわからない。右翼だ、と漠然としたことが言えるのみだ。

キングクリムゾン

 みのミュージックさんが東京03の飯塚さんに音楽を紹介するコーナーがあって、今回はキング・クリムゾン。 これがなぜ素晴らしいかを端的にまとめてみせたみのさんも大したもんだと思ったが、「21世紀の精神異常者」を「嫌いだ」「早く終わんねえかな」と言った飯塚さんの感性はすばらしいと思う。 21世紀の精神異常者、きいてましたよ。だからいいと言うやつの気持ちもわかるつもりだ。あれは今でもワン&オンリーです。 でも「嫌いだ」「早く終わんねえかな」が正しい接し方と思います。 風に語りてはいい曲だよね。 俺は東京03が好きでももクロを知った、滅多にいないタイプである。

お父さんのタバコ

 『ドラえもん』は昭和中期の世界観を維持した作品である。のび太は住宅街の二階家に自分の部屋をもち部屋には学習机がある。近所にはけっこうな広さの空き地があって野球などができるほか体が大きいガキ大将のジャイアンは土管の上でリサイタルをやる。あきらかに、高度経済成長の中流家庭の子どもの生活がモデルになっている。『ドラえもん』はこれを維持したまま、令和を迎えたわけだ。 もっとも、変わってるんだ。大きく変わったものに喫煙量がある。お父さんはいっつもタバコ持ってて灰皿は吸い殻で山になっていた。成年男性はタバコをすうものという価値観だけは、維持できなかったのである。

仏印進駐

 1941年7月末より日本はフランス領インドシナ(ベトナム)へ進駐した。これにより日米関係は極度に悪化し。在米日本資産の凍結(7月25日)さらに対日石油輸出の全面禁止(8月1日)をおこなっている。 まさか石油が入ってこなくなるとは思ってなかった。止められるとは思わなかった。ほとんどの人は米国の強硬策に驚きを禁じられなかったという。 アメリカは石油売ってくれるだろうなという楽観見通しをもとに行動するのは日本のお家芸だ。

産めよ、殖やせよ

 戦前、「産めよ、殖やせよ」という標語のもと、人口増加政策がとられました。16人の子がいる家庭がトップだったそうですが、子だくさんは表彰されました。独身者は高額納税しなければならないこともあり、この政策はそれなりにうまくいっていたようです。 これはもちろん、国力(兵力)の増強をもくろんだ政策でしたが、人口がすくなくなれば国力が弱くなるということは真実です。これは兵隊がたくさんいるということと直接の関係はありません。

almost cut my hair

 髪を切ろうと思った、ある日のこと ずいぶん長くなったから それは自分のやりかただって思った でもできなかった、何故だろう おかしくなりはじめてる(freak flagを飛ばしてる) 誰かに頼ってるみたいだ I almost cut my hair It happened just the other day It was gettin' kinda long I could-a said, it was in my way But I didn't and I wonder why I feel like letting my freak flag fly And I feel like I owe it to someone クリスマスに風邪ひいちまった 体調がすぐれない そのせいで分裂症はひどくなってる 鏡を見てるだけなのにパトカーが走ってるのを見るんだ 怖いなんて思わない 年始にちかったからだ 誰かに頼ってるような気がする Must be because I had the flu for Christmas And I'm not feelin' up to par It increases my paranoia Like lookin' at my mirror and seein' a police car But I'm not givin' in an inch to fear Cause I promised myself this year I feel like I owe it to someone

青少年義勇軍とボランティア

 昭和14年に満蒙開拓青少年義勇軍が編成され、これが学徒動員の最初の事例とされている。青少年をおだててなんとかしようというのは青少年に頼らないといけないということだからロクな時代じゃないと半藤一利が言っていた。 オリンピックのボランティアって青少年義勇軍と考え方はいっしょだよなと思った。ボランティアをやると就職に有利とかあったんだろうが、今それをやって果たしてメリットがあるかわからない。 感染リスクを負って無給で働く。それにつりあうメリットが今のオリンピック・ボランティアにあるんだろうか?

越権

 竹中平蔵さんが政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長の「今の状況で(五輪を)やるというのは、普通はないわけですよね、このパンデミックで」という言葉を「越権」と評したんだそうで。 どっちが正しいかはわかりませんけどね、尾身さんは越権してませんよ。そりゃ尾身さんがオリンピック中止にしたってんなら話は別だよ。尾身さんにはそんな権限ないんだから。 でも、発言は内容がどうであろうと越権にはならないでしょ。決定権はないんだから。 竹中平蔵って人は、そんなこともわからない人なのか、モノを知らない人なのか。 こういう人がバブル崩壊後の政治の中枢にいたんだから、そりゃ十年も二十年も失われますよ。やれやれ。 https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202106060001154.html

満州事変、マスコミ、正論まつり

 満州事変こそ日中戦争および太平洋戦争のきっかけであり、日本の迷走と敗戦の要因となったとする意見は強い。軍部の主導で起こした事件を新聞やラジオなどのメディアが賞賛し絶賛した意見に民衆は扇動され、さらにそれがメディアを動かし軍部の動力となるという図式はこのとき完成した。 満州事変を報じた新聞はこう書いている。 「奉天軍(支那軍)の計画的行動であることは明瞭になった」 記事ではぜんぜん明瞭になってはいないしじっさいには支那は関係なくて陸軍の陰謀なのである。 集団心理とはおそろしいなと思うと同時に、民衆を扇動する言葉を持っていた指導者やマスコミはラクでいいよな、と思う。 そんなもんないし意見あるところかならず反論があるのが今の世で、だから松本人志は「コメンテーターは正論ばかり言う。正論祭りだ」とケチをつけた。誰も否定できないことばっか言うやつが増えてる。 https://news.mynavi.jp/article/20210606-1900166/

三従の教え

 かつての女性には三従の教えというものがあったそうです。 家にあっては父に従い、嫁(か)しては夫に従い、老いては子に従うというものです。 柳家小三治が語っていました。 今は違う。家にあっては父に従わず、嫁しては夫に従わず、老いては子に従わない。誰にも従わない。 私の別れた妻は嫁して夫に従わない人でした。老いても子に従わないのだろうなと思いました。ある痛みを感じずにはいられませんが、他の道はなかったのかもしれません。

ももクロ、5人から4人へ3

 ももクロは、超人の集まりだ。 最年長は27歳である。ほどなくして30歳になる。女性を売り物にするには年をとりすぎている――それが常識、つまり人間の考え方だ。 ところが、彼女たちはそうは考えない。すくなくとも、そういう考えのもとに行動してはいない。 ファンはどんどん離れていくし、人もすくなくなっているだろう。それは本人たちも気づいている。さらに、今彼女たちが歩んでいる道が道なき道であり、その道を歩んだ先達がないことも知っている。 しかし彼女たちは続けている。 続けているうちは応援しようと決めている。 女性アイドルはどこまで女性アイドルでいられるのかに興味があるんだ。 ちなみに、自分がももクロを追いかけはじめたのは4人になってからである。

ももクロ、5人から4人へ2

 彼女はジェロニモだったのだ。 ……といって、何を言いたいかわかるあなたはたぶんオッサン・オバサンでしょうね。 『キン肉マン』とは超人のバトルマンガである。主人公のキン肉マンをふくめ、主な登場人物のほとんどは超人だった。主人公のデザインから見て、超人とはウルトラマンを考えてよい。 ところが、ジェロニモは、超人ではなかったのである。彼は、超人に憧れるただの人間にだった。信じがたいような努力をして、超人の仲間入りをしていたのだ。人間であることも隠していた。 有安杏果はももクロの誰よりも歌唱力があった。 ももクロの音楽は、有安杏果の歌唱力ありきで構成されているものが多かった。残った4人のメンバーによる旧曲の再録音をきくとそれは瞭然だ。はっきりパワーダウンが感じられるものもある。つまり、今のももクロには、スタジオ録音でさえ補えないような巨大な穴があいてるのである。ファンもそれはわかっているけど、言わないだけだ。(それがファンだ!) 有安杏果の歌唱力は特殊能力だった。誇りに思うべきものだった。 しかし、そうは思えなかった。彼女が人間だったからだ。人間は、女性としての魅力は若いうちに失われると考える。学歴を求め裕福な夫を求める。 悪いことじゃない。人間であれば当然のことで、それを求めないほうがどうかしているのだ。 (続く)

ももクロ、5人から4人へ1

 ももいろクローバーZが5人から4人になったとき、明らかに人気は下降線をたどっていた。脱退(卒業)した有安杏果入りの最後の5人コンサートは生バンドじゃなかったし、会場も縮小していた。 それも抜ける理由のひとつだったのだろう。 彼女は旧来の「幸福」をすべて得ている。メンバーの中で唯一、大学を卒業したし、医師と結婚もした。 残ったメンバーの中にそれをこころよく思わない人がいるのは当然だし、スタッフとなればその数はもっと増えたはずだ。脱退以外に幸福を得る道はなかった。人間関係による脱退ではないとする意見もあるが、そんなことはあり得ない。 (続く)

歩く人

 ある人に言われたことがある。 「あなたは歩くのが好きですね」 それは別の話題がメインだったときにぽろっとふれられたひとことだったのだが、とても印象に残った。自分じゃそんな意識なかったから。 しかしふりかえれば、よく歩く人だった、自動車も自転車も乗れないから高じた性癖なのだが、気づけばたしかによく歩く人になっていた。

アグニの神と対米戦争

 芥川龍之介は1921年の短編小説『アグニの神』に、対米戦争はいつ起こるか占ってほしい商人を登場させている。今でこそ対米戦争はこの後現実になることが常識となっているが、このころはまだ起こっていないし、回避の可能性もいくつもあったことが指摘されている。 しかし、一般民衆の評価としては、「対米戦争が起こる」は突飛なことではなかったのだ。すくなくとも、商人は起こるものとして話をすすめている。民衆の間では予測されており、回避はあり得ない選択だったことがわかる。

断脳亭日乗

 永井荷風の『断腸亭日乗』は日記文学の傑作である。もう一度言おう、「日記・文学」の傑作である。これは純然たる日記ではない。荷風は当初からこれを発表するつもりで書いており、後から加筆や修正をおこなっている。要は後からくわえたりとったりしているわけで、そんなものが日記であるはずはない。これは日記・文学、日記のかたちをとった文学なのである。

劫と恒河沙

 仏説によくあるのが、劫という単位で表される時間である。距離もまた、とんでもない遠くが示されることがある。恒河沙というのも見る。ガンジス川の砂の数、すなわち「数え切れないほどたくさんの」という意味だ。 仏説は素晴らしいこと深いこと真実を語っているものと思っているから、基本的にはソン集したいと思っているが、これはくだらないと思っている。落語の蒟蒻問答のマクラに、江戸っ子に問答が流行ったことがあって、「おれは龍になる」「ならばおれは土手になる」と相手を上回るものを言っていくものがある。最後は片方がおさんどんになって、もう片方がそれを犯す田舎者の下男(権助)になるというオチだが、それと変わらない。もっと古い時代もっと遠いところもっとたくさんの数と追い求めた結果だ。 クロマニョンが描いたとされるラスコー壁画だって二万年前。それ以上古いものは信じがたいし、無知ゆえの嘘だと思っている。

蓮と黄金と阿弥陀経

 中村元が阿弥陀経の解説をしていて興味ぶかいことを語っていた。蓮の花は泥より生じて大輪の花を咲かせるため法華経(妙法蓮華経、蓮の花の教え)をはじめとして比喩として使われることがたいへんに多いが、日本の蓮とはかなり異なるのだそうだ。彼はカルカッタ(現コルカタ)の植物園で青く美しい蓮の花を見たが、それは日本のそれよりだいぶ大きいのだそうだ。青い蓮花も(たぶん)日本にはない。すなわち、観想も土地によってまったく異なるのだ。 同じように、阿弥陀経の極楽に黄金の描写がきわめて多いのも、この経の成立した時代ローマとの貿易によってインドに大量に金が流入したことの反映だという。