蓮と黄金と阿弥陀経

 中村元が阿弥陀経の解説をしていて興味ぶかいことを語っていた。蓮の花は泥より生じて大輪の花を咲かせるため法華経(妙法蓮華経、蓮の花の教え)をはじめとして比喩として使われることがたいへんに多いが、日本の蓮とはかなり異なるのだそうだ。彼はカルカッタ(現コルカタ)の植物園で青く美しい蓮の花を見たが、それは日本のそれよりだいぶ大きいのだそうだ。青い蓮花も(たぶん)日本にはない。すなわち、観想も土地によってまったく異なるのだ。


同じように、阿弥陀経の極楽に黄金の描写がきわめて多いのも、この経の成立した時代ローマとの貿易によってインドに大量に金が流入したことの反映だという。


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