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地蔵の世界18

 賽の河原は仏説になく、わが国土着の伝統的な他界観・亡児の葬法ならびに塞ノ神こと道祖神信仰と地蔵信仰との習合によって中世後期ごろに成立を見た冥界の一種であり、西賽の河原和讃 地蔵の世界18

落胆

 自分はまた友をなくした 心にもないことをいい友を傷つけ 傷つけていることはそのときはおろか数日たっても気づかなかった だからおまえは人と会うべきではない 人にそして自分に落ち込むだけなのだ わたしたちはどうすることもできない 友よわたしはきみのやさしさに答えることができない

美男子と煙草

 太宰治 『美男子と煙草』 浮浪者の少年と写真を撮ったという話。少年に「煙草をすうとかえっておなかがすくんだ」とはぼんやりと覚えている。真偽のほどはちょっとわからない。ダイエットのために喫煙している人もいるし。 奥さんに写真を見せたら浮浪者は自分だと思ってたというのはたぶんおもしろおかしく語るためのフィクションだが、少年たちもふくめたあらゆる人を神の子と描くのは素晴らしい。 芥川『煙草と悪魔』 煙草はザビエルをはじめとする宣教師が持ち込んだもの、善も入ってきたがそれと同時に悪も入ってきた、江戸以前には煙草はなかったと語る。

お見立て

 『お見立て』という噺が好きで、あきらかに薩長の田舎者がでかい顔している常況を皮肉った内容だろうが、花魁と夫婦約束して座敷にあがった客が、じつは花魁におおいに嫌われていて、入院とウソをついて不在を告げられる。ウソだから矛盾が出ると、死んだとウソを重ねられ、山谷の寺に墓参り、女を「お見立て」するように墓もお見立てしてくれというもの。 『お直し』は「けころ」という暴力的な風俗の噺でまったく別なんだということを知った。こっちはあまり好きじゃない。なぜって、人が落ちていく噺で、基本的に救いがないからだろう。笑いたいんだが、笑えないところをふくんでいるのだ。

この人はただの出たがりなんだ

 この人はひょっとしたらただの出たがりなのではなかろうか。 大河ドラマが幕末と戦国ばかり主題にしているとか、朝ドラヒロインが類型化しているとか。それで持ち上げるのが海外のエンタメ(しかも名前は出さない、思い当たる作品がないのだと感じた)である。実情を知らないのだろう。2020年は東京オリンピックだったとか、太平洋戦争を題材にした大河があったとか、よく知りもしないで言っているとしか思えなかった。 そういやこの人は日本のお笑いもオワコンとか言ったことあったな。落語の国で独自の発達を遂げているとは思えないらしい。 著書を読んだことがない。専門分野では立派なのかもしれないが、だったら出てこないでほしい。テレビのように意見を求められてならまだしも、YouTubeのようなメディアでトンチンカンなこと言うのはどうなんだ。 馬鹿なんだろなと思った。すくなくとも専門外のことは。