ぬくもりがないのに生きているのはなぜだろう
原口統三語る。
15
僕は冷たくありたかったのだ。精神への冒険に旅立ちたかったのだ。それはいっさいの温かいものを拒否すること、すなわち「死ぬ」ことに帰着する。
温かいものがないことを「死ぬ」ことだとするならば、自分はすでに死んでいたじゃないか。
そんなもんがないやつが生きているのは何故だ。俺はこう問うているのだ。
周囲をおまえが拒絶したっておまえがいるかぎり、おまえは温かいものに包まれ続ける。
それが嫌だから死んだってのか。
原口統三語る。
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僕は冷たくありたかったのだ。精神への冒険に旅立ちたかったのだ。それはいっさいの温かいものを拒否すること、すなわち「死ぬ」ことに帰着する。
温かいものがないことを「死ぬ」ことだとするならば、自分はすでに死んでいたじゃないか。
そんなもんがないやつが生きているのは何故だ。俺はこう問うているのだ。
周囲をおまえが拒絶したっておまえがいるかぎり、おまえは温かいものに包まれ続ける。
それが嫌だから死んだってのか。
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