租借

 幕末(1863年夏)、アメリカ・オランダ・フランス・イギリスの4カ国連合艦隊が長州に攻め入った。いわゆる下関戦争である。日本人はこの戦争により攘夷の不可能を知った。


この戦争の講和条件として、4カ国側が出したのが彦島の100年租借だった。長州のリーダーとしてこの場にあった高杉晋作は断じてこれを認めず、『古事記』まで持ち出して日本の長い歴史を語り、日本の国土を外国人に与えることはできないと主張した。欧米側がわかったと言っても語るのをやめなかったという。


もしこのとき高杉が租借を認めていたら、彦島はほぼ同じ条件の香港のようになっていただろう。香港はいまだにゴタゴタしてるのである。


高杉お手柄と思ったが、ひょっとすると第二次大戦遂行の原動力のひとつとなった日本は神国であるという幻影を強める結果になっているのかもしれない。

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