大政奉還
『右大臣実朝』に大政奉還という言葉が出てきて、あれ、これは鎌倉時代の話だよなと思い、まだ鎌倉幕府が開かれてから二十年経ってないころの話なのだと思い直した。大政奉還はきわめてリアリティある言葉だったのだ。源氏将軍は実朝で絶え、以降は北条氏による執権政治となるが、それが滅亡したのは天皇親政の復活である建武の新政によるものであり、やっぱり武家の政治じゃだめだよ、という不満分子も普通にあった時代の話なのである。
大政奉還がすぐ近くにある。大政奉還というと例の勝海舟と西郷隆盛が向き合っている図を思い浮かべてしまうのは、大政奉還イコール江戸時代の終焉という固定概念があるためだ。
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