好色3

 『今昔物語集』に材を得た芥川の小説はいくつもありますが、今読んでも驚くのは、その卓越したアレンジ・テクニックです。いったい誰が、狐を「憑かせる」ことができる豪壮な男の話を、誰にも軽侮される男のストーリーに変えることができるでしょう。そんなことを思いつくのはまったくとんでもない。まさに天才の所業です。

 ところが、『好色』にはそれがほとんど見られません。


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