穢れ

 『伊豆の踊子』に一高の学生と踊子など芸人たちが同じ鍋からモノを食べるのを忌むシーンがある。


一高の学生といえばトップエリート、芸人といえば三界河原者、アウトカーステであるから、差別意識ゆえに同じ鍋からモノを食っちゃいけないんだろうと思っていたが。


今、誰かと同じ鍋からモノを食うのは抵抗がある。差別意識、「穢れ」とは、たしかに衛生上の意味もあったのである。上流階級よりあきらかに雑菌が多いところに住む被差別階級が同じ鍋からモノを食うのはよろしくない。被差別階級が当然のように持っている免疫が上流階級にはないことも当然のごとくあっただろう。


「穢れ」が本当にそこにある可能性も捨てきれないのだ。

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